ヒルトン・グランド・バケーションズ「ハワイ宿泊招待状」の顛末
2016年の末にヒルトン東京ベイでヒルトン・グランド・バケーションズの説明会に参加しました。特典として購入の有無にかかわらず「ハワイ宿泊招待状」をいただけるというものでした。
この会社により販売される商品内容は、「ハワイにあるレジデンスタイプのホテル部屋を分割購入し、不動産として所有する」といったようなものです。イメージとしては、マンションの1室を複数人で分割購入し、時期をずらして共同使用するようなものだと思われます。
2時間程度の長い説明がありとても疲れましたが、経済的に無理そうなので、購入は見送りました。ただ約束どおり、特典の「ハワイ宿泊招待状」は、そのままいただいてきました。
家に帰ったあと、どうしたらいいものかとだいぶ迷いましたが、家族がハワイ好きということもあり(説明会に参加したのも家族の強い意向)せっかくいただいた招待状ですので、ある日程で予約を入れました。予約の際には、滞在中に行われる再説明会へのお誘いもあり、滞在中のメリットを若干増やすようなので、いちおう受諾しました。
ここが重要ですが、予約の際にはデポジット(キャンセルの場合も返還不可)をクレジットカードで99米ドル取られました。
しかしながら、その後事情が変化し、どうしても予約した時期には行けなくなりました。そこでやむを得ず、唯一自分の予定が空いている年末への変更をお願いすることにしました。
しかし、同社の予約担当者からは「年末は対象外だから」というようなことを言われ、予約変更は断らました。それで仕方なく予約はキャンセルしました。
その際、デポジットはそのまま没収で帰ってきませんでした。これは契約に書いてあるので仕方がないのですが、
その一方、契約書には下記のような記述があり「繁忙期には予約ができない」とは一言も書いてありません。
もちろん、部屋が一切なければ無理でしょうが、変更を申し出た時点では空いている部屋はいっぱいありましたので。
「ご旅行のシーズンにより別途繁忙期料金が発生いたします。上記の該当施設に空室がない場合は、
系列施設であるヒルトン・ポートフォリオの、同等もしくはそれ以上のお部屋での宿泊となる場合
がございます」
結局、『甘い誘いには安易に乗らないほうが賢明だ』というのがわたしの辿り着いた結論です。
その後、あまりに残念だったので、年末に下記を送りましたが、結果は変わらすに終わりました。
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[ヒルトン・グランド・バケーションズに送ったメッセージ]
いつもヒルトンホテルさんにはお世話になりありがとうございます。
ヒルトン・オーナーズ・ゴールド会員の○○と申します。
さっそくで恐縮ですが、実は2016年の末に、ヒルトン東京ベイさんで
ヒルトン・グランド・バケーションズの説明会に参加させていただ
き「ハワイ宿泊招待状」をいただきました。番号は下記の通りです。
10-???????
○月に宿泊予約をしていましたが、都合がつかなくなり12月24日
からの3泊に変更をお願いしたところ、年末は対象外と言われ、やむ
を得ず予約キャンセルをお願いいたしました。記憶があいまいですが、
「対象外」もしくは「満室」といわれましたが、その時点で部屋はた
くさん空いていました(予約サイトで確認済)。
キャンセルの場合、すでに課金されている「デポジット」は戻らない
ことになっていますが、契約書には「年末は対象外」とは書いてあり
ませんので、契約と異なるということで「デポジット」の返却を希望
いたします。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○○ □□
Member Number: ?????????
Member Since: ??? 2015
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この会社は、今後日本国内でも物件を用意するらしく、さらに攻勢を強めそうな気配です。皆様もヒルトンに宿泊される際には甘い誘いに惑わされないように十分お気をつけください。
わたしは上記のできごと以降は、忘れるには重すぎるトラウマのせいもあり、このホテルにはまだ宿泊できていません。
ポイント消費などの場合を除き、今後もあまりないかと思われます。