致死率(確認された死亡者/確認された感染者)は5%で高止まり
新型コロナウイルスの感染症(Covid-19)に関して、「最近は感染者が多くとも、若年者(30代以下)の割合が増えたので、重症者の割合は少なくなってきている」との論調が目立ちます。
ただ、客観的なデータを見てみると、日本におけるCovid-19の致死率(確認された死亡者/確認された感染者)は、約5%で高止まりしており、決して楽観すべき状況ではないと思われます。
最近でも、一定の割合で重症者が出ているということが、このデータから推測されるからです。
オーストラリアやニュージーランドと比較すると、明らかに高い数値です。
今日、テレビを見ていたら、若年者(30代以下)でも7日や10日後に急激に悪化する場合もあると、ある医師の方がおっしゃていました。
単なる主観的な印象ではなく、客観的なデータからものごとを捉えるのが、いまこの国の人々に求められていることではないかと考えます。
【履歴】
1)下から4行目冒頭:若年者でも→最近でも 2)下から1行目:タイポ修正 (2020/7/15)